交通事故の弁護士費用の内訳と一般的な相場

交通事故の弁護士費用の内訳と一般的な相場

交通事故の弁護士費用は、大きく分けて以下の4つに分類されます。

  • 相談料:弁護士に相談する際に発生する費用です。30分あたり5,000円~25,000円程度が相場ですが、中には無料相談を実施している事務所もあります。
  • 着手金:事件を受任した際に支払う費用です。成功不成功に関わらず発生し、一般的には経済的利益の10%~20%程度が相場です。ただし、着手金を無料にしている事務所も多くあります。
  • 成功報酬:示談交渉や裁判で成果を上げた場合に支払う費用です。経済的利益の10%~20%程度が相場ですが、交通事故事件の場合、成功報酬の上限が300万円に設定されています。
  • 日当:弁護士が遠方に移動する必要がある場合などに発生する費用です。1日あたり5万円程度が相場です。
  • 実費:交通費、通信費、コピー代など、事件処理のために必要となった費用のことです。

弁護士費用特約について

弁護士費用特約とは、自動車保険などに付帯するオプションで、交通事故の弁護士費用を補償してくれるものです。弁護士費用特約に加入しておけば、相談料、着手金、成功報酬、日当などの費用を、保険会社から支払ってもらえます。

ただし、弁護士費用特約には、以下のようないくつかの制限があります。

  • 補償額:一般的に300万円までが補償されます。
  • 対象となる弁護士:特約に加入している弁護士のみが対象となります。
  • 免責額:被害額の一部を自己負担する必要があります。

弁護士に相談する際のポイント

交通事故の弁護士費用は、事件の内容や弁護士によって大きく異なります。そのため、複数の弁護士に相談し、費用や実績などを比較検討することが重要です。

また、弁護士費用特約に加入しているかどうかについても確認しておきましょう。

以下は、弁護士に相談する際のポイントです。

  • 複数の弁護士に相談する
  • 費用や実績を比較検討する
  • 弁護士費用特約に加入しているかどうかを確認する
  • 事件の内容を詳しく説明する
  • 不明な点は遠慮なく質問する

参考情報